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先日、被後見人さんが亡くなった。
その方はお子さんがおらず、配偶者にも先立たれていたため、ご兄弟が相続人となるケースであった。
しかし、ご兄弟は、みなさんご高齢であり、生前のお付き合いがなかったため、被後見人さんとの関わりを拒否された。
このような場合、葬儀の手配は私がせざるを得ない。
私は、まだ身内の葬儀の手配をした事は一度もないが、被後見人さんの葬儀の手配は今回で3回目になる。
葬儀の手配は大きく分けて2つ。
まずは、葬儀社を決め、葬儀に関する細かな部分を打ち合わしていく。
骨壷はどれにするか、お坊さんのハイヤーは必要か、親族の方のお食事はどうするかetc。
値段の記載されているパンフレットを見ながら、色んな事を瞬く間に決定しなければならない。
次にお寺のご住職と打ち合わせ。
お経を開始する場所や時間についてはもちろんのこと、戒名をつけていただくため、亡くなった方が生前どのようなお人柄だったのかを話たり、納骨の時期や石屋さんを呼ぶ手はずetc
これで、葬儀に関する手配はほとんど完了。あとは細かな書類を書いたり、取得しに行ったり。
1~2日で段取りをし、1~2日で葬儀が終了する。
あっという間に終わるのだが、その間は他の仕事がほとんどできず、司法書士事務所は修羅場と化す。
人生を締めくくる儀式が、2日で終わるのは、早いのか。それとも短いのか。
後見業務をするまで考えもしなかった事を私は考えるようになっている。